歩きタバコの話
東京で受動喫煙防止条例なるものが施行された。
実に、実にいいことだと思う。
願わくば飲食店だけじゃなく、特定の路上喫煙だけじゃなく、とにかく『歩きタバコ』を全面的に禁じてほしい。
もう、絶対的禁止。罰則というか、即時処分でその場でやめさせる方法。
例えば、歩きタバコを感知したら街頭に設置されたレーザー光線が発動。
その場で手に持ったタバコをやき落とす。
当たりどころが悪ければ火傷、最悪指ごと落ちちゃうかも知れない。それはもう仕方ないこと。
たまたま歩きタバコ人間の後ろを歩かざるを得なくなった者と同じくらいの仕方なさだろう。
「やり過ごせはいいだろう」
じゃなくて、
今そこで吸いながら歩かなけりゃいいだろう!
ということなのだ。
かく言う私もかつては喫煙者だった。
海外へ出る飛行機で運悪く禁煙席を割り当てられ、わざわざ後ろのトイレのあたりまで行って怒られながら吸うほどのギリギリな愛煙者だった。
しかし。渡航先では、もう当時すでに喫煙できる場所が極端に限られ、吸える場所といえば、空気清浄機自体がヤニとホコリでベタベタに汚れ、室内が煙で霞むような密室の『喫煙室」のみ。
今の日本も喫煙室の状態こそまだマシな方だが「吸える場所」がもうない、と言っていいほどだろう。
ここへ来て、件の法律。
今ではもうほとんど見ることのなくなった公衆電話ボックスを見つけるくらいの勢いで、
喫煙スポットはレアな場所になっていないか?
そうなると、我慢ならないかつての私のようなギリギリな愛煙者は、禁煙エリアとしてはグレーゾーンな路上てあれば一服、点けたくなるたろう。
先日など、緑豊かな公園で、木々の香りを胸いっぱい味わいながら歩いていたところに、突然、煙が入り込んできた。
焼きたてパン屋さんの店先で、焼きたての香りを味わいながら、香りの高いコーヒーを添えて食しているときに、いきなり猫の尿の臭いが混じってくるくらいの…例えも最悪w
なにをしやがる!
行きたい方向が同じなら、追い越すしかない。
不条理!
そんな訳で冒頭のような、過激思想さえ浮かんでしまうのだが、そんな風にしていよいよ殺意を覚える人間も出てきかねないことも考えてほしい。
傍若無人な混み合う電車内のデカ過ぎるリュックも…
あれ、どういう環境で育ったらあんな周りを見れないで居られるのかね。
せめて腹がわに持ち替えろや。
…こうやって言いたいことも言っていこう。