蛇螺蛇螺と日記

人生の旅半ば、日々是勉強。見知った事、気になった様々な事を書き遺して行きます

ロシア語

ロシア語

 

飽き性の自分がもうずっと長きに渡って興味を持っているもの、好きなものの一つ、ロシア語。中学生の頃、たまたま本屋で見かけたロシア語会話集。その独特な文字を初めてみた時の衝撃。「英語・ローマ字以外に文字があるんだ」「しかもなんか知ってる文字なのに所々ひっくり返ってる!」それが始まりだった。

その後間もなくしてBCL(海外ラジオの聴取の趣味)にハマって、特にモスクワ放送へは航空便を何度も飛ばして(いわゆるSIMPO(受信状態報告書)とか)、リクエストに答えてもらったり5回や6回くらいは実名も呼ばれた。

当時は鉄のカーテンの向こう、極悪非道の共産主義国家、敵対国家扱いでもあった「ソ連」は、私にとっては深い馴染みのある、興味深い国であった。むしろ、そうやって情報が少ないだけあって、アメリカ偏重の中にあって。自分だけは彼の国のことを理解できる稀有な人間だとさえ、思っていた。

おかげで大学はロシア語を専攻。卒業旅行にはあえて厳寒期にシベリア鉄道を使ってモスクワからレニングラード、どうしても行っておきたかったボルゴグラードへも足を伸ばした。

 

「世界は二つに分かれている。そのもう一方の、向こう側の世界の中心に立っている」

2月の赤の広場は荘厳で、美しく、とても広大だった。

 

しかしながら就職し、数十年経った今、当時のように話すことも聞き取ることもほとんどおぼつかなくなってしまったロシア語。使わなければ、ずっと触れていなければ外国語は覚える時の数百倍の速さで忘れ、こぼれ落ちていく。

 

忘れたくないし、まだ、好きであることは間違いない。ロシア語に関する書籍は時折「ジャケ買い」的に手に入れることが多々ある。特に黒田龍之介先生の本は蔵書として大切に、いや、いつでもすぐ手に取れる範囲の本棚に備えてある。

 

もう一度、もう一度学びたい。

 

母校は学部再編で「ロシア学科」は消滅してしまった。

当時の恩師は故人になっていたり、母校を去ってしまっている。

 

確か当時の教科書をまだ残していたはず。今度発掘してみよう。

 

ちょっと思ったのだが、今のご時世、ネットでどこからでも何でも手に入りそうなので、例えばロシアから直接、ロシアの子供たちが初等教育で学ぶロシア語テキストを手に入れてきて、勉強してみるのもありかな、と。

 

この2方向から「もう一度、ロシア語」にチャレンジしてみよう。

 

このブログを通して、その内容を公開してオリジナルの「ロシア語講座」としても面白いかもしれない。

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